7月 08 2008
Q.利息の引き直し計算とは何ですか?
A.「引き直し」というのは「計算のやり直し」という意味です。
例えば、元本50万円の借金の場合
利息制限法(りそくせいげんほう)という法律では、利息は18%と制限されています。
しかし、サラ金は、29%という高利で貸していることが多いです(多かったです。)
この場合は、年18%の利息しか払わなくて良いところを、年29%の利息を支払っていることになります。
利息の引き直しは、上記のような場合、利息制限法による借金総額の見直しをするもので、債務残高を減額するための『元金残高の計算のやり直し』を行う作業のことをいいます。
※利息制限法に基づく最も一般的な計算方法は、次の通りです。
利息=残元金×利率(%)÷年間日数×日数
最後に利息の引き直し計算をした場合の、当事務所の実例をいくつかご紹介します。
A社 (引き直し前)借金50万円→(引き直し後)過払金60万円
B社 (引き直し前)借金100万円→(引き直し後)過払金40万円
C社 (引き直し前)借金100万円→(引き直し後)借金50万円
余談ですが、最近、「引き直し計算をします」という営業が多いです。
もちろんこのような営業は全てお断りしています。
当事務所では、依頼者の個人情報が掲載された取引履歴を外部に出すという事は致しておりません。





